いらっしゃいませ。
しぇ・もあ藤です。
ある日、お店の扉を開けると、ふわっと甘くて爽やかな、幸せな香りに包まれました。
その正体は、山形県のりんご農家さんから届いたばかりの、真っ赤に実ったりんごです。
この農家さんとは以前からのお付き合いで、旬の時期にはさくらんぼを届けていただいたりと、私たちも心から応援している大切な方。
遠く離れた山形から、ここ伊万里まで「美味しい」を届けてくださるそのお気持ちが、何より嬉しい贈り物です。

箱いっぱいのりんごを手に取った女将。
「せっかくいただいた大切な命、皮ごとおいしく、余すところなく食べていただきたいわね」 そう言って、さっそく包丁を握りました。
今回女将が作ったのは、シンプルでいて奥深い「林檎のコンポート」です。

こだわりのポイントは、驚くほどシンプル。
使ったのは、「りんごとお砂糖」だけ。
りんご本来が持つ力強い甘み、爽やかな香り、そして心地よい酸味。
それらを一切邪魔しないよう、お砂糖は控えめに。
皮ごとコトコトと丁寧に炊き上げることで、見た目にも鮮やかで、栄養も旨味もギュッと閉じ込めた一品に仕上がりました。

「余計なものは、いらないのよ」 女将の言葉通り、一口食べると、山形の広大な大地と太陽の光、そして農家さんの愛情がそのまま伝わってくるような、優しくてピュアな味がします。
こちらのコンポートは、デザートとしてお楽しみいただけます。
「しぇ・もあ藤」ならではの、一期一会の冬の味覚。
女将のインスピレーションと農家さんの想いが詰まった一皿を、ぜひ味わいにいらしてくださいね。


